GM株が急騰!今後の方針発表に好感

GM株が急騰!今後の方針発表に好感

 

2018年11月26日の米国市場でGM株が急騰しました。

原因としてはGMが26日に発表した発表資料の内容に市場が好感を示し、株価は一時約8%高の急騰を見せました。

内容を見ていきましょう。

人員15%削減と7工場の閉鎖

まずは人員を減らすということです。
大規模なリストラですね。

人数は全世界で約1万4,000人をカットします。
これにより最大38億ドルの経費削減が見込まれています。

更に2019年末までに米国及びカナダ、その他の工場が合計7工場閉鎖するという方針を打ち出しています。

この工場閉鎖の狙いは売れ行きがあまり良くないセダン等の生産終了を目的としており、今後は電気自動車及び自動運転の事業に注力していくという方向とのことなので、これからの時代に合った方針なのではないでしょうか。

これらの実行により20年末までに年間約60億ドルの経費を改善させるという見込みです。

このことから株価は急騰し、1.72ドル高(4.79%上昇)の終値37.65ドルとなりました。
高値では一時38.75ドルまで伸びていました。

今後の事業展開

上記でも書いたとおり、今後は電気自動車及び自動運転に注力して事業を進めていくとの方針です。

特に自動運転技術については、今年の5月にソフトバンクが22億5,000万ドル、10月にはホンダが27.5億ドルを出資しており、今後の展開が非常に期待されている部分でもあります。

今後の自動車業界としては如何に早く自動運転技術を確立するかが勝負となり、早めに戦略を打ち立てていくのが非常に重要です。

その中で今回のこの方針発表というのは、非常に良い判断であるとして期待したいところです。

ただし、自動運転技術が実用段階まで持っていけるのはまだ先になるとは思いますので、花が開くのはまだ時間が掛かるかとは思います。

トランプ氏には不評

今回のリストラ策は投資家には好評でしたが、トランプ氏には非常に不評です。

なんせトランプ氏は国内の雇用拡大に向け、自動車産業に特に力を入れ様々な政策を進めている中でのこの大規模リストラですから、不満があるのも無理はありません。

更にはトランプ氏は「米国はGMのために多くのことをやってきた」と延べ、中国での生産を止めるべきだと指摘しました。

トランプ氏の矛先がGMに向き続けないことを祈りつつ、今後の事業展開に期待したいところです。

まとめ

リストラされる1万4,000人の方はお気の毒ではありますが、投資家にとってこの事業の再編成は非常に良いと思います。

GMは2009年に一度経営破綻しており、負債額1,728億ドルを連邦倒産法第11章を適用させ、アメリカ政府が60%、カナダ政府が12%の株式を保有する国有企業として再建を目指し、上場廃止しました。

同年にアメリカ政府が61%、残りをカナダ政府や全米自動車労働組合が保有する新会社として設立されました。
そして2010年に再上場しています。

トランプ氏が言う米国がGMにやってきたことはこの経営破綻の部分が多いのではないかと思いますが、今後また同じ過ちを繰り返さない為にも今回の方針は必要だと思います。

また、トランプ氏が今年に鋼鉄・アルミ関税の追加したことでコストが大幅に増加しており、リストラ及び工場廃止策は必須だったと言えるでしょう。

過去に一度負けたGMですが、今後また負けないためにも、他の企業より数手先を読んで経営していかなければなりません。

今回の方針発表はその一手だと考え、今後の成長に期待したいと思います!

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